交通事故などで首に強い衝撃を受けたことが原因で発症するむち打ち症は、首の痛みが代表的な症状ですが、それだけでなく、別の症状を引き起こすことがあります。
めまいや吐き気などもそのうちの一つです。
特に、交通事故にあった直後ではなく、2~3日後、人によっては1週間ほど経ってから、首だけではなく、肩や背中、頭の痛み、めまいや吐き気などの症状が出ることがあります。
このような体の不調を感じたら、すぐに診察を受けるようにしてください。
事故から時間が経っていることで、だんだん原因がわからなくなり、事故とは直接関係ないのではないか、と思う方もいらっしゃいますが、このような自己判断はとても危険です。まずは専門医の診察を受け判断を仰ぐようにしてください。
中には、事故の衝撃が脳に影響を及ぼし、それが原因で起こっている症状も考えられるからです。放っておくと慢性化するばかりでなく、後遺症が残ったり、時には手足が動かしにくくなったり、自律神経にまで影響を及ぼすことが考えられます。最悪の場合には寝たきりになってしまう可能性も否定できません。
事故後にこのような体の不調を感じたら、まずは早めに医療機関での受診をおすすめします。
このような症状の場合、レントゲンなどで原因を特定することは非常に難しく、患者様からの症状の訴えから判断し、原因を推測していくしかありません。
当院では、患者様のお話をじっくり聞き、不調の原因を突き止め、早期回復を目指すことを
目的としています。めまいや吐き気の症状を抑える薬を処方しても、その時の不調は改善されますが、
根本的な治療にはなりません。
めまいや吐き気もむち打ちの症状です